那須
栃木県北部に位置する那須地域は、那須連山の麓に日本最大の扇状地である那須野が原や冷涼な気候の那須高原が広がる。3つの温泉地、那須温泉・板室温泉・塩原温泉があり、皇族に愛されてきた那須御用邸を有する「ロイヤルリゾート」としても知られる。また、日本有数の酪農地域であり、那須塩原市の生乳生産量は北海道に次ぎ、本州一である。新幹線の停車駅である那須塩原駅は、東京から約70分とアクセスがよく、東京と仙台とのほぼ中間の位置にある。那須地域の人口を合計すると、宇都宮市に次いで県内2位となるが、2010年代をピークに那須地域のいずれの市町も人口が減少するという将来推計があり、2040年には1980年に近い人口にまで減ると予測されている。
那須地域の人口と将来推計
那須地域の主な歴史上の出来事
630年 |
那須温泉(鹿の湯)が開湯したとされる |
806年 |
塩原温泉が発見されたと伝わる |
1059年 |
板室温泉が発見されたと伝わる |
1193年 |
源頼朝が那須野ヶ原一帯で大規模な巻狩りが行う |
1880年 |
那須開墾社が開設 |
那須野が原一体の開墾が始まる |
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1885年 |
那須疏水が通水 |
1886年 |
宇都宮〜黒磯間の鉄道開通(黒磯駅、那須(現西那須野)駅開業) |
1888年 |
松方正義が農場を開く |
青木周蔵が別邸を建築 |
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1897年 |
野崎駅開業 |
1898年 |
東那須野駅開業 |
1904年 |
塩原御用邸、造営 |
1926年 |
那須御用邸、造営 |
1950年 |
塩原町、日光国立公園の一部に |
1974年 |
東北縦貫自動車道の矢板~白河間が開通し千本松に西那須野塩原インターチェンジが開設 |
1982年 |
東北新幹線開通 |
那須塩原(旧東那須野)駅が開業 |
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2005年 |
黒磯市、西那須野町、塩原町が合併し、那須塩原市となる |
2018年 |
「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」が日本遺産に認定 |